ワレモコウ

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信州のとある峠の麓でワレモコウを見つけた。私は高山植物には疎く、行く先々で見つけた草花はほとんど知らないものばかりだったのだけど、これだけは知っていたので、嬉しくなって写真を撮ったのだ。


ワレモコウは、花き市場にも流通している。夏から秋にかけて出回り、日本の秋の草花的な雰囲気を漂わせつつも、他と全く異なる独特な存在感を持っていて、アクセント花としてモダンなアレンジなどにも使われたりしている。

なくてもいいけど、あるとがらっとその場を変えてしまう花。


ワレモコウ(吾亦紅、吾木香)は、バラ科・ワレモコウ属の植物である。一説によると、「われもこうありたい」とはかない思いをこめて名づけられたという。

自分がこの花になんとなく魅かれていた理由が分かった気がする。