daydream believer

f:id:rie_re:20121127120102j:plain

今までずっと、夢を見て生きてきた。
それなのに、夢のない日常生活を送ってきたように思う。


起業してから、仕事が心配で去年まで日本を一度も離れられなかった。週末も、仕事に関係すること以外に時間を使ったり、お金を使うこともできるだけやりたくないと考えていた。つまり、自分が娯楽的に時間を楽しんで過ごすことを悪だと思っていたのだ。

あらゆることから、何かを学ぶことが出来るということを分かっていなかったし、そうやって、人とうまく関わりながらいろいろ学ばせてもらえることを知らなかった。同時に、心から楽しめる時間を持てること自体が非常に稀で、奇跡的だということにも全く気付いていなかった。そういう時間を過ごすことができる相手をもっと大事にしたり、一緒に楽しもうと言ってくれた人とそれを楽しむべきだったのに、それができなかった。

人と人をつないだり、そういうことで豊かな瞬間を創り出したいと思って起業したはずの起業家は、飽きれるほど夢のない生活を送っていた。


11月27、28日の2日間、最近会社を売却し、また新たに海外で起業した村田マリちゃんを同じく女性起業家である浜本亜実さんと一緒に訪ねるべく、シンガポールに行ってきた。

2人とも創業時期も近く、年もほぼ一緒で、もう8年くらいの付き合いになる。我々3人は、性格も仕事も男性の好みも(笑)全然違っているけど、全員長女起業家だけあってかタイプは違えど強がりで世話焼きなところは似ているかもしれない。それぞれ仕事や体調を崩したりで、しばらく会っていなかったのだけど、去年ブーケも作らせてもらったマリちゃんの結婚式で再会したのがきっかけで、また3人で定期的に会うようになった。仕事だけでなく、人生について横断的に相談できる女友達というのは最高だ。


近代的な建築と緑の豊かなシンガポール。そこに暮らす友達のサポートのおかげで、短期間でシンガポールについていろんな観点から学ばせてもらいながら、最新の商業施設や象徴的なスポットをまわり、偶然の再開や出会いなどにも恵まれて本当に素晴らしい旅をすることができた。


個人的には、植物が壮大なスケールで配置されている美しいBotanic Gardensが一番のお気に入りで、また機会があったら行って一日中入り浸っていたいくらいだ。着生植物や南国の花や植物の生態を見ることができたし、写真もたくさん撮れて、創作のヒントやインスピレーションをたくさん自分の中に取り込めた。

また、Botanic Gardensとは違って、エンターテイメント的な見せ方が魅力で、2012年のWorld Building of the Yearにも選ばれている最新の植物園Gardens By The Bayや夜のサファリパークNight Safariも素晴らしかった。たいてい植物園は自然そのままのアプローチで作られている施設が多いので、こんなやり方もあるのかとかなり衝撃を受けた。


30年で壊す前提で建築されているという街は、今まで行った都市の中で最も有機的な印象だった。きっと、数年後にはまた大きく変わっているだろう。


世界で挑戦する起業家の皆さんと、2日共じっくり夕食をご一緒して素晴らしい時間を過ごさせてもらい、シンガポールで起業した女性にオフィスを見学させてもらって話を聞くこともできた。帰る直前まで、フードコートで安いローカルフードを食べながら、起業と経営の話に夢中になる様子に、我々はこの同じ職業が本当に好きなんだと改めて実感した。


今回の旅は、弾丸激安ツアーで敢行したため、予想外の事態に辟易したり、たくさんの回り道や無駄もしたけど、その無駄によってかけがえのないものを得ることができたし、結局何をしようとどういう方法を選択しようと、人生というのは自分の向いている方向に進むのだということに気付かされた。大事なことは、絶対諦めないで向かうこと。向かえば向かうほど、どういう形になるか分からないけど実現する。

時に、目の前で起きていることは自分の自信を奪ったり、絶望させたりするけど、それには何か意味があって、辛くても自分に必要なことなんだろう。


一緒に行こうと誘ってくれた亜実さん、私たちの希望に添ったプラン作りのサポートから、現地でいろんな人とつないでくれたり、できるだけたくさん一緒に過ごしてくれたマリちゃん、シンガポールでお世話になった皆さん、本当にありがとうございました。


またこうやって、自分の気持ちが高揚するような人生の交差が生まれていくことが楽しみで仕方がない。


これからは、毎日夢を見て生きていこう。